(ra rara rabbit to
ra ra rabbit too to ら・び・に・ん)
コーヒーの香りに目が覚めたら
さっき起きたそれまでの事は
きっともう、覚えていない
痛みも嫌味も投げ出して
向かい合って約束をした事、
話をした事
丸い 円い この星の引力は
あなたを縛るには弱すぎて
冥い 昏い 六畳の寝室で
わたし また独りだね。
私をここから連れ出して
この曲がった檻から連れ出して
触れた楷書体:きみを感じたい。
(ra ra rara rabbit to
ra ra rabbit too to ら・び・に・ん)
何時でも誰かの残滓ばかり追って
結局爪の先まで空っぽ
この夜は絶えず明けていくし
君の全部、全部、全部
お返しするよ
(ra rara rabbit to
ra ra rabbit too to ら・び・に・ん)
加熱した脈が落ち着いてきたら
閉じた瞳をそっと撫でて
摩り減った今日を歩いてゆこう
智謀も希望も投げ出した
跡に無様に残った
寂しさ 虚しさ・・・疚しさ?
白い 皓い この右の掌は
お 前 を掴むには細すぎて
互い 違い の想いは解けていく
鳴かぬ兎が身を焦がすように
憂い 愁い この街の重圧は
私を裁くには軽すぎて
紛い 擬い 現身の同棲が
わたしの傷を舐める
私も月まで連れてって
この汚れた星から抜け出して
拓く新世界:廻合かい?
(ra ra rara rabbit to
ra ra rabbit too to ら・び・に・ん)
冷めた温もりを記憶に葬って
案の定心は未だ軽いや
その思いをそっと開け Take see
君の全部全部全部を———
曖い昧い 喰らい
慣らい習い 倣い
自分×辞任→他人への行く末は
こんなに寂しい一人の夜
嗚呼 嗚呼
私をここから連れ出して
この淀んだ澱を掻き回して
君の無い度胸
照らすワイドショー
(lo lo lo love it too.
lo lo love it too. so lovining)
連ねた思いの丈全部払って
この朝の風はもう冷たくて
然れど凛と澄んだこの現世に
私なんてなんてなんて
なんてなんてなんてもう
要らないんだよ
嗚呼々々々々々々々々々
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