歌詞の見やすさを向上させるための技術




どうも。青海明空です。

以前、歌詞とタイムタグの付け方について記事を書きました。

カラオケ動画制作では定番の『RhythmicaLyrics』を使って歌詞にタイムタグを付けましょう。初心者でも簡単にできるように詳しく解説致します!...

今回は一つ上のこだわりを追求する内容となっています。

技術のレパートリーを増やすことは大切ですので

ぜひとも習得してください。

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段組みと文字数について

段組みについては以前触れましたが、

段組みについての考え方を含めもう一度書いておきます。

今回はcosMo(暴走P)様より、『初音ミクの消失』を例にします。

あえて速い曲を選んでみました。

このように速い曲の歌詞は表示時間内にワイプしきれない場合があります。
(ワイプが終わる前に次の歌詞が出る)

そのような場合は段組みを2→4行に変え、表示時間に余裕を持たせます。

また、歌詞は必ずも偶数行であるとは限りません。

サビの一行目が下の行から始まるものを稀に見るのですが、

個人的にはサビは切り良く上から始めて欲しいと思うわけです。

2行づつで段組みしている最中に

歌詞の区切れが下から始まりそうな場合は、

その前の段を3行にするなど、対策が必要です。

作るのはカラオケ動画ですので、歌詞の見やすさは重要な問題です。

も大事ですが、何より大きさが一番分かりやすいです。

私は「1280×720」の動画の場合、

フォントサイズを「80」以下にしないように気を付けています。

フォントサイズを維持するためには、

一行あたりの文字数を考える必要があります。

目安としては、RhythmicaLyricsのルーラー(先程の画像の目盛り)

で『30』を超えないように段組みをします。

超えるような長さの場合は途中で改行して対応します。

元動画通りの歌詞の区切り方に拘る必要はありません。

英語の場合、長さの感覚が変わりますがそこは柔軟に(雑)

次に紹介する動画は3行を多用した動画です。

大きさと文字数、そして段組みの関係が伝わればと思います。

ボカロ界の速さに追いつく技

最近のVOCALOID楽曲は速度のインフレが起きていると感じています。

俗に言う『歌ってみろ』のような曲が流行っている印象。

そもそもVOCALOIDの歌う曲に挑むこと自体が、

「サーカスギャロップ」を弾こうとしているようなものなんですけども。
※正式名称:『サーカス・ギャロップ』 – 自動演奏ピアノのための(Circus Galop for Player Piano)

人に歌えるかどうかは問題ではなく、

カラオケ動画を作る以上この速度をとらえなければいけません。

無論、普通に打ち込める人はごく一部であり、

大抵の方は初めから諦めるか、キーボードを破壊するハメになるでしょう。

キーボードは大切に。

そこで使うのが “再生速度” です。

スライドバーで50%まで遅くすることができます。

速度が半分ならついていけそうですね。

速度を落としてタイムタグを付けるときは

タイムタグ打ち込み時にずらす時間を小さくすること。

ワイプが先に走る動画になってしまいます。

(設定>時間>タイムタグ打ち込み より設定)

時間を操って時代の速度に追いつきましょう!

これを酷使した動画を置いておきます。

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より歌唱に忠実に、ワイプを表示させる

楽曲の中には一行ずっと歌い続けているものばかりではありません。
歌詞中の空白スペースでブレスが入ることもありますが、

空白が無いところでブレスが入る場合もありますよね。

正確に表現するならワイプにもスタッカートを入れたいのです。

例として”ある調味料”様から『反黙示録』をお借りします。

次の画像は実際に使用した”かこいパート”の歌詞の一部です。

通常の空白にはチェックを付ける必要は無いかもしれませんが

空白部分で明確に歌唱が無い場合

チェックを付けると再現性がよくなります。

前半4行は空白部分には歌唱がありません。

動画通りなので空白にチェックを入れておきます。

注目するのは後半4行です。
一文字ごとにしかくが入ってますね。

これは連続タイムタグと呼ばれるもので、

字幕には表示されないけどあるように見せるタイムタグです。

スタッカートの正体は連続タイムタグだったんですね。

タイムタグで書くと

[00:00:01][00:00:02]

のようにタイムタグが何も挟まず連続で記されています。

1~2の間はワイプが停止しているように見えます。

しかし、内部的には見えない文字をワイプしていることになります。

連続タイムタグはショートカットキーにて入力が可能です。

使いやすいキーに割り当てておきましょう。

※画像は割り当て済み、デフォルトでFキーを押しても反応しません。

便利な連続タイムタグですが、いろいろと注意点があります。

  1. ルビにはショートカットキーが使えません。
    後述の方法で対応できます。
  1. 連続タイムタグ挿入後、テキスト編集モードに移ると無効化される
    誤字などは出力後にするか、1からやり直しのどちらかです。
  1. ルビの均等割り付けに修正が必要
    まず連続タイムタグの上にも“+”を入れてルビを均等に割り当てます。
    出力後、該当文字の親文字の間に“nil”が入っているので削除。
    削除していない場合、ルビは表示されません。

さて、ルビにはショートカットキーが使えないので

自分で連続タイムタグを入れる必要があります。

まず、ルビの連続タイムタグを入れたい位置に適当な文字を入れます。

通常ルビにならない記号がオススメ。

ルビの間に「、」があります。

該当文字のチェックを連続タイムタグの数だけ増やしておきます。

このままタイムタグを打って出力します。

出力ファイルをテキスト(メモ帳)で開き、下の方にあるルビを見ると、

ここにある「、」を消すことで連続タイムタグの完成です。

検索を使うと消し残しが無くなりますよ。

消し忘れても字幕にバッチリ「、」が映るので

確認していれば気付くと思いますが。

そうして完成したものがこちらになります。

まとめ

今回は少し上の技をお伝えしました。

歌詞の再現性を高めることは見やすさの向上につながるので

ぜひやって欲しいところです。

特に連続タイムタグを使う人が少なく、

観てて気になってしまうのは同業者としての性でしょうか。

所々拙い説明があることと思います。

質問等は各連絡先よりご連絡ください。